残念ながら

Poison

Poison

今年はライブに行けなかったので、CDを聴いて満足する日々。
冬の月光ソワレも無くなっちゃったので寂しい限りです。


さて、アルバム「Poison」の一節に「言葉に毒を盛ろう」という一言がございます。
僕の好きな小説家、打海文三さんの作品「裸者と裸者」に
主人公の双子の父として、言葉の齎す魔力に酔った人物が登場します。
皆川亮二さんの漫画「ARMS」のガウス・コール大佐の言葉を借りれば、
有史以来多くの生命を奪ってきたのは「毒」だそうです。


言葉に盛られた毒がどれほどの致死性を持つのか、
というのは多分に興味を惹かれるテーマでございます。
たとえば原始共産主義を唱えればあら不思議、一国家が基盤ごと崩壊したりするように。


あ、あと「裸者と裸者」シリーズは作者故人につき未完となってしまいましたが、
看護学生で人体パーツショップの店員、死体屋(本名不明)が登場時の追悼の言葉からし
大変萌えるので是非おすすめしたい作品です。