サボりまくり

今週はブログ放置気味ですな。
さてさて、レビューどころか読書感想文ともいえず、なんだか読んだ本の報告をするだけとなっている日曜日です。

METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTS

伊藤計劃さんのメタルギア公式小説。
購入自体はかなり前なのですけれど、僕はメタルギアはPS版しかプレイしたことなかったのと、ゲームのノベライズ作品は良くてつまらないものが多い、という偏った思考から読むのを躊躇っていました。

しかしまあ、なんと杞憂だったことか。
さすがMGSフリークスを自称されていた作者さんだけあり、メタルギアへの愛の深さが本文中から伝わってきます。
機械によりオーギュメント(拡張)された現実とか、いかにもな伊藤作品に繋がる部分もあります。
メタルギアという作品と伊藤計劃という才能が、稀有な反応をおこして誕生した名作です。

我々は、なんと素晴らしい作家を亡くしてしまったのか。

下記は伊藤計劃さんの代表作になります。

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

アメリカ情報軍・特殊検索群i分遣隊大尉、クラヴィス・シェパード は第三世界での数々の虐殺に関わったとされる正体不明のアメリカ人、ジョン・ポールを追う。
人々を虐殺に駆り立てる器官とは、いったいなんなのか？
2月10日に早川書房より文庫版がでる予定です。

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

超福祉社会の到来により、高度な医療経済社会を実現した近未来。
健康に気を配り、他者を思いやるのが普遍的価値とされる幸福な世界で、突然大量自殺が発生する。
WHO螺旋監察事務局・上級監察官、霧慧トァンは事件の裏側に、十年前にともに餓死を選択し、ただひとり逝った友人の影を見る。