どうしてこんなふうに育っちゃったんだか

さよなら絶望先生(21) (講談社コミックス)

さよなら絶望先生(21) (講談社コミックス)

久米田先生は例の都条例案に関して特別な態度はとっていないと聞いたんですけれど、
アグ○スVS魔法使いでしっかりネタにしてるのに笑った。


ヨルムンガンド 8 (サンデーGXコミックス)

ヨルムンガンド 8 (サンデーGXコミックス)

ブラックラグーンワイルダネスに挟まれる中、高橋先生はちゃんと独自色をだしているから凄いぞ!
スパイマスターをきちんとスパイマスターと言ってる作品って存外少ないのです。
ブラックラグーンの日本編とは違ってけれんみのある展開が面白かった今回。黒坂さんはたった二回の登場が惜しまれますな。
帯の「世界は変わる。彼女が変える」というのは意味深です。
車走らせるのにもミサイルぶち込むのにも爆撃機が誘導爆弾落っことすのにも使われるGPS網にまで喰い込んだHCLI、ついにヨルムンガンドはどうすることもできなかった空へと至る手段を手に入れたんでしょうか。
システム面から戦場を支配するのが、世界平和のために武器を売るココの思惑なのか。
最後のココとヨナの二人きりのシーンが、物語の転換期を迎えたように思えてならないです。


ところで髑髏のバラクラバにはツッコんじゃいけないですよね。


エニグマ奇襲指令 (ハヤカワ文庫 NV 234)

エニグマ奇襲指令 (ハヤカワ文庫 NV 234)

恥ずかしながら今までマイケル・バー=ゾウハーの作品って読んだことなかったんです。
読みました、エニグマ奇襲指令。
ナチス・ドイツの暗号通信を支えるエニグマを厳重な警備が敷かれたパリより奪取することを目論むイギリス。
イギリスの情報部が白羽の矢をたてたのは、かつてゲシュタポから金を盗み取ったこともある大泥棒ベルヴォアールだった! という、第二次世界大戦時のヨーロッパが舞台の冒険小説。
冒頭の、フォン・ブラウンとドルンベルガー少将(兵器局の砲術弾薬部でロケットの研究してた軍人)が見守る中、バルト海のウーゼドム島はペーネミュンデから飛び立つV-2の描写に引き込まれ、最後まで一気に読んでしまいました。
短い作品ながらも、濃縮された活劇の良さがありました。