お願いしてるんじゃないの。命令

本だけでも項目を独立させようか否か悩む今日この頃。


BLACK LAGOON 003 ROBERTA [Blu-ray]

BLACK LAGOON 003 ROBERTA [Blu-ray]

なかなか予約品が届かないなー、と思っていたら単に注文し忘れていただけのブラックラグーン
おかげで4巻を買い逃して再入荷待ちです。
3巻は戦闘メイドこと元コロンビア革命軍のロベルタの話です。
原作に比べてよりターミネーター的描写が加えられているのは面白い。


おまけ映像、ちゃんと原作の順番通りにやるんですね。
双子はまだ本編に出てないのに双子出ちゃうというw


ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄

ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄

イラストレーターの速水螺旋人さんのブログで紹介されていて気になった本。
毎日新聞社記者の、アフリカ滞在時のルポ。
資源開発に湧くアフリカだが、異常なまでの超格差社会・世界中で活動する犯罪組織・武装勢力と続く混乱、その実態はいかなるものなのか、という内容。
かのビアフラ内戦で知られ、今やサハラ以南のアフリカで最大の産油国になったナイジェリア。中国/マレーシア/インドのオイルマネーが支える、最悪の人道危機として悪名高いスーダンダルフール(いやまあ中国だけでなく、ナイジェリアで活動してる石油メジャーもいささか真っ当とは言い難い存在ですが)。
そして海賊騒ぎで有名なソマリアなどを著者自身で取材しています。
映画「ブラックホーク・ダウン」で有名なソマリアモガディシオは、最終章だけあってやはり一番目を引きます。
発電所支配下におく武装勢力により電気が一部供給され、空港を支配する武装勢力により定期便が飛ぶ。
一見ある程度のインフラが整っているように見えるものの、やはり無政府状態なので、交通法規は停止し、法規を立法する国会も無く、取り締まる警察もいない。
武装勢力が跋扈するなか、それでも海外ソマリア人の送金により携帯電話会社や金融会社、インターネットカフェが運営されているというのは意外なところです。
ソマリアで台頭するイスラム原理主義勢力や、キリスト教系国家である隣国エチオピア(あまり意識されないものの、どっちもイタリアの旧植民地ですね)の思惑、国内で大きな拠点を築けないソマリア暫定政府、そしてイスラム国家の誕生を看過するわけにはいかないアメリカの介入。
とまあ、アフリカはやっぱり一筋縄ではいかない地域だということの一端がわかる良著です。