ベルリン・コンスピラシー
- 作者: マイケルバー=ゾウハー,Michael Bar‐Zohar,横山啓明
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/02/28
- メディア: 文庫
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ホテルで目覚めたアメリカの実業家ルドルフ・ブレイヴァマンは、不可解な思いにとらわれた。昨日はロンドンのホテルで寝たはずだが、ベルリンにいるのだ。間もなく彼は、62年前に仲間とともに五人の元SS将校を殺した罪で逮捕され、彼の息子ギデオンが一連の奇怪な事件の調査を開始する。父親の親友などの協力を得て、やがて暴き出す驚くべき国際的陰謀とは?
この作品をエスピオナージュ(俗に言うスパイ小説)として分類すべきかというと、正直賛同しかねます。
たしかにイギリスの情報機関SIS(作中ではMI6表記)やCIA、ドイツの情報機関BNDなどは登場しますが……この辺、必要な役割を割り振られているだけで、本筋とは関係無いような気がします。
ミステリとした場合も、肝心の謎の部分は凡庸といって良いでしょう。
でもさすがに著者はユダヤ人作家であり、長年ナチ関係の著作物にかかわってきただけはあると思います。
第二次世界大戦終結直後、ドイツにたいして復讐を誓うユダヤ人の組織グループ・ナカム。そこに所属するブレイヴァマンが狙うのは「ユダヤ人問題の最終解決」に深く関わったかのアドルフ・アイヒマン。
この辺の背景設定はさすがだと思います。
事実に事実を重ねた上で虚構を混ぜ、それが真実であったかのようにリアリティをだす、という手法は僕は大変好きです。
そして事件が解決し、はれて自由の身となったブレイヴァマンが最期に行う投身自殺。
その老いた身がベルリンのブランデンブルク門に向かって落下していくのは、非常に示唆に富んだ結末だと思います。
ブランデンブルク門、第二次世界大戦のベルリン攻防戦の主要な舞台のひとつ。ベルリンを守るミュンヘベルク装甲師団最後の、ひいてはベルリンに残されたたった一輌のティーガーが国民突撃隊の少数の歩兵とともに、膨大な数の赤軍相手に戦い、絶命していった場所……。
いやぁ暑い暑い
夏本番真っ盛りの近頃、皆さんいかがお過ごし……
え? 嘘、もう今年半分終わってるの?
だってこの前まで新年の挨拶で今年は上野動物園行きますとか宣言してたのに、一向に行かないまま半分終わっちゃったの!?
人はこうして無為に人生を過ごしていくのか……。
そうそう、デジイチ用のマクロレンズ買ったんですよマクロレンズ!
これでようやく念願が叶った。本当はもっと前に買うつもりだったんですが、メーカー在庫なしでずいぶん待たされました。
嬉しい! これで蛇撮ろうそうしよう。
あっ、よく見たらベルト外れてるじゃん……
ディスプレイケースのなかのフィギュアも。
半年以上に渡って発売が延期し続けたA-LABELのカウガール・レヴィ。
微妙に筋肉質なのがいいですこのレヴィ。
雨ばかり
梅雨入りとか台風が来てるとかで、雨ばっかりで嫌になります。
雨音自体は好きなんですが、いかんせん洗濯物を外に干せないのが面倒きわまりないです。
http://hogehogesokuhou.ldblog.jp/archives/51728445.html
さすがシェパードさんは画になるなぁ。
それにしても犬に三万ドルの装備か……。
犬は重火器扱いなんですべて現地放棄な^^ として、民間から徴用した犬も含めて、軍用犬全部置き去りにして撤退したベトナム戦争とは隔世の感がある。
以前読んだものの本には、現在世界で警察・軍用に適しているとされる犬種は七種いるそうです。
有名どころのジャーマン・シェパードやドーベルマン、直接的な戦闘能力は別としても忍耐強さから空港等での違法な品(麻薬とかね)の探知に適してるゴールデン・レトリバーやラブラドール、第二次世界大戦で英軍の軍用犬の七割超を占めていたラフ・コリー(名犬ラッシーですな)、あとはエアデール・テリアと、忘れてしまったけどあと一種類なにかw
全部イギリスかドイツの犬ばかりでさすが犬王国なんだなぁ、と当時読んでいて思ったものです。
小説「ベルカ、吠えないのか?」にはナチス・ドイツより大日本帝国に送られたシェパードがいた記憶があるんですが、これって実際史実としてあったのでしょうかね。
漫画二冊
- 作者: 木尾士目
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/05/23
- メディア: コミック
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ところで斑目って社会人何年目になったんですか? 二年? 三年?
いつの間にか俺のほうが年上になってるじゃねーか^p^
再展開よりもそっちのほうが衝撃だった。
- 作者: 野上武志
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2011/04/20
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しかし、かつてこれまでイタ公が強力な敵として描かれた漫画があっただろうか……!
もはやそれを含めての盛大なギャグなような気がしないでもないですが、露助もジョンブル(の戦車チーフテン)も噛ませ犬扱い。
さすがに主要登場人物がみんな第二次世界大戦時の戦車に乗ってるなかチェンタウロはずるいような気がしないでもないです。
まあ当時のイタリア戦車は弱さには定評があるしな! リベット止め装甲で被弾すると弾が貫通しなくても乗員が死傷するしな!
現用イタリア軍の装輪装甲車チェンタウロが大好きな身としてはこの上ない感動です。
縦に長い国土と大自動車メーカーを抱え高速道路網が充実しているイタリアという国の、国防と産業界の大人の事情が見えているのも魅力なんです。
行進間射撃能力もデータリンクもなくても平気なんです。
でもまあ、チェンタウロを装輪「戦車」と言い切っちゃうのはなんともけれん味優先のお言葉。
そういや数年前にメーカーが紹介していた120ミリ砲搭載のチェンタウロってどうなったんだろう。
イタリア主力戦車アリエテと砲弾の互換性ありますよ、NATO弾使えますよ、と謳っていたような記憶があるんですけれども。
遅い話題ですが
先日東京で行われたレプタイルズワールド2011に行って参りました。
カメラを忘れたので写真はございませんが……。
さすがテレビ局が絡んだイベントだからか、それなりに人は入ってるように感じました。
レプタイルズワールドという名前だけあって爬虫類が中心でしたが、意外とモモンガがいてびっくり。
近年飼育器具も充実しているみたいですし、密かな注目株なのでしょうかね。
戦利品のミニ観葉植物。
時間とお金をかけて行って来たわりには、購入はこれだけですw
暴君として有名なアカマタや、ずいぶん値段が下がったセントラルパイソンなど気になった蛇はいたのですけれども……結局購入せず。
即売会なんだから行くからには購入前提でしょうけれど、普段見れない数の爬虫類をいっぺんに見れただけでも、かなり楽しめました。